温泉を使った町おこし・北海道豊富温泉アトピー効能

温泉で町おこしをした例は枚挙にいとまがありませんが、その一つの例をあげるとすれば北海道の豊富温泉になります。北海道の豊富温泉は、稚内より若干南に行ったところに位置しています。

大自然が広がるところで、人間の数よりも牛の数の方が多いほど酪農が盛んなところです。そのため、第一次産業が非常に盛んでしたが、酪農は牛が病気になってしまえば大きな打撃を受けることになります。かといって、都会のように様々な産業が発達しているわけでもなく人口が多いわけでもありません。このような場合、一つの産業がだめになった時に街全体が活力を失ってしまい財源が赤字になることも考えられるでしょう。

そこで考えたのが、温泉を作り町おこしをすることです。

作るといっても、もともと天然のものが湧いていましたので、それをアピールするだけです。ただ、普通の温泉ではあまりアピールする意味がありませんので、独自性を持ったスタイルにする必要がありました。そこで、専門家によってその温泉の効能を調べてもらうととても重要なことがわかったわけです。

具体的にいえば、豊富温泉のお湯の質は油が少し浮いており地下から石油がわき出たような形になっています。ほんのり油の匂いがしますので本来は観光として施設を造るのは難しい状況です。わざわざ、油がついたお湯にはいりたいと考える人がいないからです。ですが、調べてみるとその成分はアトピーに効果的なことがわかりました。

それに注目した豊富町では、アトピー専門の温泉として町おこしを開始したわけです。

ただ、一回だけ入浴したところですぐに良くなるわけではありませんので、湯治として何日か滞在してもらうために旅館やホテルなどを安い料金にしました。

その代わり、自分たちで自炊するといった形にしておき炊飯器やコンロなどはおいたままにしたります。現在をアトピーの患者が増えていますが、実際に現地に行きお湯につかったところ、劇的に良くなったといった声が多く口コミで全国に広まっている状態です。

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