全国各地の地域が東京などの都市部への人口の一極集中について頭を悩ませている中、長野県が行っているのは現代社会とは切っても切れないITの技術を存分に利用して町おこしを行おうというものです。
IT技術で町おこしをするにあたって協力を要請したのが検索サイト最大手のGoogleであり、数多くのサービスを提供しているGoogleの中でもストリートビューを町おこしで活用する事にしました。
具体的に行われた内容としてはGoogleからGoogleマップのストリートビューで撮影する道具をお借りし、長野県小布施町の町民にバトン形式で順番に利用して頂き町、民しか知らない地元ならではの名所やスポットを撮影して歩いてもらうというものです。
言わずもがな、Googleマップのストリートビューという機能は全国各地の極めて小さな路地や地下街、ビル内なども網羅しているので長野県の小布施町も例に漏れず隅々に至るまで記録され公開されているのですが、あくまでも地図情報としての資料のような扱いなので町おこしに繋がるような内容ではありません。
そこで、長年にわたって地元に根ざして生活をしてきている方々に撮影に使用する機材をお貸しして撮影する事により、他の地域から訪れた者が気づかない地元ならではの魅力が記録できるようになります。
しかも、地元に根ざした住民という事はGoogleのストリートビューの担当者は足を踏み入れる事が許されていない土地へ足を踏み入れて撮影をする事ができるという事になるので、インターネットはもちろんどこにも載っていない画像が記録され見られるようになっています。
また、町おこしに際してGoogleから機材をお借りして町民の間でバトン形式で機材を回していったという事も一つの目的であり、まさにバトンのようにして機材を町民の間で回し個々がもう一度良い所を探そうという士気が高まったため、観光客を招き入れるための根底的な部分が育まれ注目の観光スポットに成長しました。
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