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新潟県の十日町市と津南町は、里山一帯を美術館に見立てた「大地の芸術祭」で知られています。田んぼや集落、廃校の中に現代アートが点在する、少し珍しい旅先です。
この記事では、アートが町おこしの軸になった経緯を整理します。あわせて、作品めぐりのコツと宿の選び方もまとめました。
アートで里山をつなぐ。大地の芸術祭の背景
十日町市と津南町は、越後妻有地域、または「大地の芸術祭の里」と呼ばれています。2000年から続く現代アートの祭典で、1年を通して約200点の作品を楽しめます。
十日町市の説明によると、きっかけは「越後妻有アートネックレス整備構想」です。この構想の成果を3年に1回発表する場として、アートトリエンナーレが企画されました。
作り方にも特徴があります。作品は、住民とアーティスト、サポーター「こへび隊」が協働で制作します。展示される場所も、里山や集落、住宅地など広い範囲に及びます。
構想と並行して、交流の拠点施設も整えられました。越後妻有交流館キナーレ、光の館、まつだい農舞台、森の学校キョロロは、いまも拠点として多くの人が訪れています。
来場者数も公表されています。2024年の9回展の来場者は54万5931人でした。作品を目当てに、全国から人が集まる地域になっています。
作品めぐりと宿選びのコツ
いつ行くか。2026年の通年プログラムと2027年の本展
この記事を書いている2026年10月下旬は、通年プログラムの終盤です。「2026年の越後妻有」は2026年4月25日から11月8日までで、祝日を除く火曜と水曜が定休です。
次回の本展は2027年です。10回目の大地の芸術祭は、2027年7月17日から11月7日までの85日間(火・水曜定休)と決まりました。
本展には作品を見て回るためのパスポートが用意されます。会期中に展示される作品を、それぞれ1回ずつ鑑賞できるものです。前回は割引だった清津峡渓谷トンネルなども、今回はパスポートだけで見られるようになります。料金や販売方法は変わることがあります。最新情報は公式サイトで確認してください。
作品の選び方。広いので欲張らない
初めてなら、駅から歩ける場所から始めるのが無理のない方法です。越後妻有里山現代美術館MonETとまつだい「農舞台」フィールドミュージアムは拠点施設で、駅から歩いて行くこともできます。
地域全体はとても広く、1日で回るのは現実的ではありません。十日町市観光協会は作品や施設をゆっくり回るなら、1泊2日以上あると安心と案内しています。
屋外作品は季節の影響も受けます。降雪期には屋外作品が順次雪囲いされますが、施設は通年で見られるところも多いとのことです。
人気の清津峡渓谷トンネルは、行き方に注意が必要です。2024年の十日町市観光協会の案内では、次のように紹介されていました。



