福島県と言えばラーメンの町として全国的にもよく知られている事から美味しいラーメンを求めて全国各地から大勢の観光客が訪れていますし、都心部などで開催されるイベントでも県内にて営業している数多くの店舗が出張しラーメンを提供しています。
そのようなラーメンを使って町おこしをしている福島県で、近頃コラボレーションさせている様子がよく目につくのがラーメンと共に漢字の町としても周知して町おこしを行おうという取り組みです。
発起人になったのは県内でラーメン店を営んでいる67歳の男性であり、元来歴史の教科書などに載っている古代文字に強い興味関心を抱いていて、個人的に資料を集めたり真似をして古代文字を描くという事を行っていました。
かつてはしっかりとした意味を持っていて、誰もが読む事ができ情報伝達をするために欠かす事ができなかった文字は現代では一つのモニュメントや記号のように見える事から、若い方を中心にお洒落なデザインとして親しまれるようになっています。
当初は店内の一角に趣味の一環で小さなスペースを設けて飾っていただけなのですが、ラーメンと同じように古代文字を求めて訪れる観光客が増えた上に、近年のSNSの影響により写真を撮影してアップロードしたいという方が増えたため、一念発起し建物の外に飾る大きな木の板にこれまでで最大の古代文字を描いて飾る事にしました。
お店の入り口よりも大きな一枚の木の板は単独で見ても堂々たる物でありひと目見て立派な一枚板である事がわかるのですが、お店の店名に合わせて描かれている古代文字を見ると店内で目にした古代文字とよく似たものが記載されています。
今では福島県の自治体も古代文字の人気について把握しているので、パンフレットやウェブサイトなどで大々的に打ち出すようになっており、すっかり町おこしのきっかけになりました。
そうした古き良き時代の記号にも見える文字は新たなる一つのキャラクターとして、県の発展に一役買っています。
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