※この記事にはプロモーション(広告)が含まれています。商品・宿の価格や在庫は記事作成時点のものです。
広島県東部の府中市は、「府中家具」や「府中味噌」といった匠の技が受け継がれてきた町です。この町のソウルフードが、ひき肉を使ったお好み焼き「府中焼き」です。
この記事では、府中焼きが町おこしで知られるようになった経緯と、広島風お好み焼きとの違いを整理します。あわせて、自宅で楽しむお取り寄せの選び方と、現地を訪ねる際の行き方もまとめました。
備後府中焼きは、高度成長期に工業都市として栄えた府中市で、共働きの家庭が多かったことから生まれたと言われています。子どものおやつとして、安くて旨みの出る牛や豚のミンチを使ったのが始まりとされています。家具職人の多い町で、忙しい親に代わって子どもが食べる昼食だった、という話も伝わっています。
つまり、観光向けに作られた料理ではなく、地元の暮らしの中で食べ継がれてきた味です。
町おこしの動きが本格化したのは2000年代半ばです。「府中焼き」という名称は、府中商工会議所が2006年に新しく名付けたものです。それ以前、店のメニューにあったのは「そば肉玉」という呼び名でした。呼び名が変わっただけで、中身は昔ながらの味のままだそうです。
同年12月にはイベント「お好み焼きフェスタ」で府中焼き宣言を行い、お好み焼きマップを配布しました。2008年には「備後府中焼きを広める会」が発足しています。その後、2010年9月に第5回B-1グランプリへ初出場し、同じ2010年には「第1回広島てっぱんグランプリ」で初代王者になりました。
2021年度(令和3年度)には、府中味噌とともに、文化庁「食文化機運醸成事業」の「100年フード」に認定されています。備後府中焼きは、100年の継承を目指す「未来の100年フード」部門での認定です。
イベントを通じた町おこしの様子は、お祭りで町おこし・広島県府中市の府中焼きでも紹介しています。
まず共通点から見ておきます。どちらも、生地・キャベツ・麺・卵を重ねていく「重ね焼き」です。見た目は似ていますが、違いは次の点にあります。
ひき肉の種類も店ごとに異なります。牛肉、豚肉、混合と、府中市内の店舗でも違いがあります。また、ミンチの脂の割合は店によって異なり、必ずしもカリカリになるとは限りません。食感の好みは、店ごとに少しずつ違うということです。
府中焼きは、店の味を冷凍で届けてもらう形が一般的です。「平の家」と「一宮」は、クール便発送のネット販売をしています。選ぶ際は、次の四つを見ておくと失敗しにくくなります。
温め方は商品ごとに異なるため、届いた商品の説明書きに従ってください。
冷凍品は、一枚ずつ職人が焼いて急速冷凍したものが中心です。店ごとの違いを見比べたい方のために、楽天市場で人気の府中焼きを並べておきます。
価格や送料、配送の受付期間は商品ページごとに異なります。最新情報は各販売ページで確認してください。
焼きたてを味わいたい方は、府中市まで足を運ぶ方法もあります。市内には約40軒のお好み焼き店があります。
電車の場合は、JR福塩線の府中駅まで、福山駅から約45分です。広島市内からは高速バス「リードライナー」で約90分です。車なら、山陽自動車道の福山西ICから約20分です。所要時間は目安のため、出発前に最新の時刻表で確かめてください。
自分で焼いてみたい方には、体験の場もあります。「キテラスふちゅう(府中市地域交流センター)」南館では、本格鉄板で備後府中焼きを焼く体験ができます。料理体験は要予約です。実施日や料金は、府中市観光協会の公式サイトで確認してください。
東京・神田には、府中商工会議所が運営する広島県府中市のアンテナショップ「NEKI」があります。お取り寄せの前に、まず味を試したい方の選択肢になります。営業日は変わることがあるため、事前に公式サイトを見ておくと安心です。
府中焼きは、ひき肉を使い、もやしを入れずに焼くお好み焼きです。共働き家庭のおやつから始まり、商工会議所の呼びかけで町おこしの主役になりました。
お取り寄せでは、麺の種類や肉の種類、焼き加減を比べると好みに合う一枚が見つかります。気に入ったら、府中駅周辺の店で焼きたてを食べてみるのも一案です。