写真:Asturio Cantabrio/CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)
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岡山県倉敷市の児島は、国産ジーンズ発祥の地として知られる町です。1965年に日本初の国内縫製ジーンズが誕生したことが、その呼び名のもとになっています。
この記事では、児島がジーンズの町になるまでの歩みと、通販やふるさと納税で児島ジーンズを選ぶときの見方を紹介します。現地を訪ねるときの目安もあわせて載せました。
児島はもともと海に浮かぶ島で、江戸時代の大規模な干拓で陸続きになった地域です。干拓地は塩分が多く田畑に向かなかったため、綿花の栽培が行われました。以来、繊維の町として発展し、大正から昭和にかけては学生服の生産が盛んになったとされています。
ところが合成繊維の登場で、学生服の生産は徐々に減っていきました。学生服に代わる生産品として注目されたのがジーンズです。マルオ被服(現ビッグジョン)が1965年にアメリカ・キャントン社のデニムを縫製し、国産ジーンズを生産しました。経済産業省の広報誌も、この会社が1965年に国産第1号のジーンズを完成させたと伝えています。
町おこしとして知られるのが、児島ジーンズストリートです。2009年11月、シャッター商店街となっていた味野商店街を活性化するため構想がスタートしました。空き店舗にジーンズショップを中心に誘致し、商店街と地場産業の両方を元気にする狙いでした。
同年11月に推進協議会が発足し、2013年には協同組合も設立されています。最初から順調だったわけではなく、大手メーカーから小規模の会社まで粘り強く交渉を重ねたそうです。
現在の規模は資料によって数え方が異なります。経済産業省の記事では、ジーンズショップ約40店、飲食店などを含めると54店とされています。推進協議会の取り組みを紹介した資料では、年間25万人もの観光客が訪れるストリートに発展したとあります。
通販で児島ジーンズを選ぶときは、デザインより先に、生地と洗い加工、サイズの3点を押さえると失敗が減ります。試着できない分、商品ページの情報を丁寧に読むことが大切です。
ジーンズの生地は、重さをオンス(oz)で表します。12〜15ozくらいが一般的で、数字が大きいほどデニムは重くなり、はき心地の面では不利になります。厚手のほうが風合いの変化を楽しみやすい一方、はじめの数回は硬く感じることがあります。普段使いなら、軽めから中くらいの生地が選びやすいでしょう。
通販でいちばん迷うのがサイズです。防縮加工をしていないセルヴィッチデニムは、かなり縮みます。特にリジッド(未洗い)からワンウォッシュでの縮みが大きいです。一方で、穿き込むうちに伸び、洗うたびに一定程度縮んで、次第に体になじんでいきます。
縮み具合はブランドやモデルごとに違うため、一概に言えないとも説明されています。購入前に次の点を確認しておくと安心です。
同じ28〜36インチ表記でも、ブランドによって型が違います。迷ったときは、手持ちの一本の実寸を測って比べるのが確実です。
履き心地を重視するなら、ストレッチ入りが向いています。コットン100%は、色落ちや生地の表情の変化を楽しみたい人向けです。どちらが良いかは好みなので、普段の着方で決めて構いません。
通販でどんな児島ジーンズが並んでいるのか、まず相場や種類を見ておきたい方は、楽天市場の人気商品が参考になります。
商品ページでは、上のチェック項目を一つずつ確認してから選んでみてください。価格や在庫は変わるため、最新情報は各ショップのページで確認してください。
倉敷市のふるさと納税では、児島のデニムが特産品として紹介されています。桃やマスカットのほか、国産ジーンズ発祥の地である児島のデニムが特産品に挙げられています。寄附を通じて、町の産業を応援できる仕組みです。
返礼品の内容や寄附額は時期によって入れ替わります。サイズを選ぶ形式が多いので、前の章の縮みの考え方がそのまま使えます。
受付の状況や発送時期は変わることがあります。最新情報は楽天ふるさと納税の各ページと、倉敷市の案内で確認してください。ふるさと納税の返礼品を通じて町の産業を知る視点は、境港のふるさと納税でカニを選ぶ記事でも扱っています。
児島ジーンズストリートは味野商店街の中にあり、JR児島駅から徒歩で約15分です。旧野﨑家住宅周辺と味野第二公園を結ぶ約400メートルの通りと、児島市民交流センターにつながる通りに、地元メーカー中心のショップが約40軒並びます。オーダーからアウトレット品まで扱いがあり、飲食店もあります。
店舗ごとの休業日や営業時間は異なります。問い合わせ先は児島ジーンズストリート推進協議会事務局(086-472-4450)です。出かける前に、行きたい店の営業日を確認しておくと無駄がありません。
通販の弱点は試着できないことです。現地なら、同じ工場の型違いをその場で履き比べられます。店員さんにその型の縮みやすさや、裾上げの流れを聞けるのも利点です。通販で気になったブランドの店舗を、ストリートで探してみるのも一つの方法です。
歩いて回るとジーンズショップのほか、カフェや雑貨店にも出会えます。ひとつの店で決めず、数軒見比べてから選ぶと納得しやすくなります。ジーンズの歴史に触れたいなら、ベティスミスのジーンズミュージアムも選択肢です。1号館では、アメリカで生まれたジーンズの歴史を、パネルや展示で紹介しています。
店ごとに営業時間が違い、試着にも時間がかかります。慌ただしく回るより、宿泊を挟んで二日に分けるほうが、ゆっくり選べます。倉敷や児島周辺の宿は、旅の日程が決まった段階で空室を探してみてください。
アイキャッチ写真:Asturio Cantabrio/CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)