黙っていても人が集まる東京都は違い、地方は過疎化が進んで死活問題となっているところも少なくありません。
それだけに日頃からあらゆる方法で町おこしを実践しているのですが、近年ではアニメの舞台となった場所を宣伝して町おこしにつなげている自治体もあります。
どのような理由であれども町に足を運んでもらうことができるのは良いことですから、アニメの舞台となった場所を俗に言う聖地巡礼の地として宣伝するのも今の時代の町おこしの方法の一つとなるのです。
ガルパンの略称で知られるガールズ&パンツァーは町おこしに使われた作品の一つであり、この作品は茨城県の大洗町を舞台としていて、列車を作中に出てくるキャラクターにペインティングをしているのが特徴です。
花咲くいろはの舞台となっているのが、金沢の湯涌温泉であり作品の中に登場をした町並みを散策しながら、宝探しに挑戦をするという企画を行いました。
クリアすることによってオリジナルグッズをもらうことができる、この宝探しゲームはファンにとっては非常に魅力的なイベントだったと言えるでしょう。
この企画の良いところはファンはもちろん作品を知らない人でも楽しむことができるようになっているため、知っている人は純粋に楽しむことができ、知らない人は宝探しを通じてアニメと湯涌温泉の良さを知ることができるという点にあります。
アニメの町おこしによって人が多く集まるようになったという成功例はたくさんありますが、その一方であまりうまく行かなかったというものもあります。
鳥取県・岩美町はFree!というアニメ聖地として人を呼び込もうとしましたが、一時期はファンが訪れましたが長続きすることはなく、町おこしにまでは至らなかったというものです。
人口の流出が止まらず景気が低迷している地方では、利用できるものは何でも利用をしていくという姿勢を見せている場所も少なくないだけに、成功失敗を問わずにこれからもアニメで町おこしをしてくる場所も増えてくるでしょう。
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