今回は滋賀県の町おこしをご紹介させていただきます!
滋賀県は日本のほぼ真ん中に位置する県になります。
県土の約6分の1が日本最大の湖、琵琶湖に面しています。
したがって滋賀県の観光名所などを調べると、自然を使ったものが多いです。
琵琶湖はもちろんですが、山、神社仏閣などが中心です。
とても魅力的ですがやはり町おこしとなると、少しインパクトが弱いかと思います。
そこで、滋賀県ではあるところに目をつけて町おこしをしました。
それが、戦国武将です!
滋賀県は過去お城や、合戦などの舞台にもなりましたが単純に有名な武将が多い地でもあったそうです。
そこを利用して町おこしをしていました。
その内容を見ていきましょう。
戦国時代では滋賀県周辺は近江と呼ばれていた土地になります。
近江はお米の生産量が多く、交通も京が近いこともあり天下を制するのにとても重要な土地でありました。
そんな滋賀県にゆかりのある武将を紹介していきましょう。
まずは石田三成です。
石田三成は豊臣秀吉に仕えていた武将で、通名なのは関ヶ原の戦いでは西軍の総大将を務めました。
その石田三成に仕えていたのが島左近や大谷吉継になります。
続いて有名な武将として名をあげるのが明智光秀です。
明智光秀は本能寺の変にて織田信長を討ち取ったことで有名ですが、近江の地では坂本城という城を構えて活躍していたほか、西教寺が織田信長によって焼き討ちにあった後西教寺の復興に携わっていたと言われております。
明智光秀は部下に優しい人であり仏道を帰依していたと言われています。
それもあって、西教寺に部下の霊を弔い重要文化財の梵鐘は坂本城にあったと言われています。
ほかにもたくさんの武将がこの近江近郊で活躍していました。
武将がたくさんいたということは、その主が拠点とするお城もたくさんあります。
まずお城で有名なとこですと、織田信長の拠点になっていた安土城があります。
築城して6年で焼失してしまいましたが、現在もその跡地は残っています。
続いて豊臣秀吉が築城した長浜城です。
豊臣秀吉の出世城として有名です。
こちらも現存はしていませんが、跡地が歴史博物館になっていて長浜についての歴史がわかるようになっています。
続いては国宝になっている彦根城です。
こちらは戦国時代に建てられたお城ではないのですが、国宝に認定されていまして現存しているお城の中で状態がここまで良いものがないそうです。
この様に滋賀県は歴史上とても重要な拠点であったが故に、様々な武将や建造物など含めてゆかりが多い地域という事がわかるかと思います。
歴史ということになると、滋賀県には比叡山延暦寺があります。
比叡山延暦寺は古くは平安時代に最澄が開創されたことで有名です。
また戦国時代では織田信長が比叡山延暦寺を焼き討ちしたことでも知られていると思います。
比叡山延暦寺は様々な有名な僧侶を輩出していまして、日本の仏教の母山としても有名になります。
このように滋賀県は歴史で有名なものが多いので町おこしもそれにちなんでいるものが多いです。
ホテルサンルート彦根ではイベント期間中に石田三成グッズで統一されたお部屋とアメニティやグッズを用意した宿泊プランを用意しています。
また、お城の御朱印がありまして御城印というものがあります。
全国の有名なお城の数だけあるらしく、その取扱いも積極的に扱っています。
近江タクシーという地元タクシー会社があります。
そのタクシー会社では様々なイベントを行っていまして、石田三成にフォーカスしてラッピングもして石田三成ゆかりの地を巡るツアーを企画しています。
またゲームの戦国無双とコラボして戦国武将によって巡るコースを選べてその武将のゆかりの地を巡るツアーを企画しています。
さらにそのツアーを予約してくれた方限定のグッズなどもプレゼントしてくれるそうです。
比叡山延暦寺にはケーブルカーがありますが、そこもイベント時にはゲームの戦国BASARAとのコラボでケーブルカーのラッピングがありました。
また特別デザインのチケットなども販売していました。
この様に歴史が強い地域ということで、歴史ゲームや大河ドラマとの兼ね合いでコラボができることによって地域活性がされて町おこしになっていました。
人気なゲームなどとコラボができることで、若い層にも認知されることができ活性化につながるのは大きいと感じました。
新しいものを作って町おこしをする地域も多いですが、昔から残っているものを大切にして町おこしにつなげている地域も少ないと思います。
また歴史にフォーカスしたことで、この歴史という事実が変わる可能性も少ないです。
大河ドラマやゲームが出続ければその都度コラボなどができるので安定した町おこしにつながるのかと思いました。
滋賀県は自然も豊かで観光する場所も豊富にあります。
歴史に詳しくない方もぜひゲームやアニメなどで予習して行かれると楽しめるのではないでしょうか。
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